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京都舞鶴から昔ながらの手作りの味をお届けします!

by ジャムおばさん

「石山寺へ」 ~滋賀県大津市~

4月1日、日曜日。
小浜から、若狭路(鯖街道)を通って、
滋賀県大津市へ行って来ました。
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これは、琵琶湖。
浜大津の湖畔から、蓬莱山・比良山を眺めたものです。
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左端に見えるお城風の建物は、「琵琶湖文化館」です。
湖畔沿いには、マラソンコースが整備されていました。
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また、行く先々の湖畔沿いでは、
あちらこちらで、釣りを楽しんでいる人を見かけました。
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紫式部ゆかりの「石山寺」に、
長年の念願がかなって、お参りしてきました。

「石山寺」は、聖武天皇の勅願により、開基された由緒ある寺院で、
西国巡礼十三番の札所でもあります。
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東大門をくぐると、受付の建物の所まで続くまっすぐな道。
桜はまだかたい蕾でしたが・・・・、
両脇の桜が満開の頃には、見事な花のトンネルができることでしょう!! 
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「石山寺」の名前の由来である、境内の奇石です。
硅灰石からなり、この石は、天然記念物に指定されているそうです。
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これは、ご神木の「千年杉」です。
御利益がありますようにと・・・・・、手でさすっておきました。(^^)
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これは、第二梅園「東風の苑」の梅です。
紅梅・白梅ともに、今を盛りと咲いていました。
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ちょうど「石山寺」に着いたあたりから、晴れ間が見え始め、
境内散策の間中、青空がのぞいていました。
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本堂にある「紫式部源氏の間」です。
部屋の中ほどには、机に向かって座っている紫式部の人形が見えました。

千年の昔、あの壮大な「源氏物語」を、書き綴った場所に、
今、自分が立っているのがなんとも不思議な気分でした。
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境内の上方に行くにつれ・・・・・、
まだ、若い桜の木が目立つようになり・・・・、
木の下には、水仙の花が、一面に咲いていました。
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「紫式部」の像です。

世界的にも有名な「源氏物語」ですが、
作者の生没年を明確に記録したものは、なんら残っていません。
紫式部という名前も、
「紫」は、「源氏物語」作中人物の「紫の上」からが最有力とされ、
「式部」は、父親の官位「式部省」からとったものとされています。

それにしても、いにしえの時代に書かれた物語が、
千年を経た現代にあっても・・・、
多くの人を魅了してやまないとは・・・・・・!!
素晴らしいことであると思います。
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山の頂上にある「光堂」の裏手には、
なんと、見事な寒桜が咲き誇っていました!!

“ 寒桜 ”は、晩冬から早春に咲く桜で、
早いものは、1月頃から咲くそうです。
やさしい淡紅色の桜で、しばし、見とれてしまいました。
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しかも、この寒桜には、「夢の桜」というプレートがついていました。
歩きながら、よく見てみると、あちらにもこちらにも・・・、
「夢の桜」のプレートがつけてありました。

この桜は、1985年8月の日本航空123便墜落事故で亡くなった、
520名の供養木として、近年、遺族の方が植えられた520本の桜です。
寒桜を皮切りにして、これから、次々と山全体を賑わせることでしょう!!

「石山寺」なら、四季を通じて多くの人々の目にふれ、
春には、山一面に咲く「夢の桜」を愛でることで、
少しでも供養につながるのではないでしょうか。
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たっぷり、1時間ほどの散策をした後は、
境内にある「お茶処」で、休憩をしました。

お抹茶(お菓子付き)は、500円でした。
お菓子は、「走り井餅」でした。
このお菓子は、「東海道大名物」とされ、大津の名菓です。

疲れた身体に、お菓子とお抹茶が、スウッーと入っていきました。
肌寒さの残る日でしたが、充実したひとときを終え、
再び、若狭路を通って、帰路に着きました。
by akebonofan | 2012-04-05 07:48 | ぶらり散歩