京都舞鶴から昔ながらの手作りの味をお届けします!

by ジャムおばさん

お盆の「棚経(たなぎょう)」

8月12日、昨日は、お盆の「棚経(たなぎょう)」でした。
私の家のお寺は、曹洞宗瑞雲山法隆寺というお寺です。
この日は、法隆寺の住職さんが、早朝から檀家を一軒ずつ回って来られます。
私の家に来られるのは、毎年、だいたい午前10時半から11時頃になります。

数日前から、少しずつ「棚経」を迎える準備をしました。
昨年までは、母がほとんどすべてを取り仕切ってやっていましたが・・・・・、
こちらの方も、そろそろ、世代交代なのかなぁーという感じです。
今年は、仏壇まわりの掃除、花の準備、お供え物の準備・・・・などなど、
何ということなしに・・・いつの間にか、私がしていました。

まあ、そこら辺は、実の母娘というありがたさで、
言葉なくても、自然移行というのでしょうか・・・・・。

さて、お坊さんを迎える玄関の花は、「木槿(むくげ)」を選びました。
選んだというほどたいそうなことではなく・・・、
家の周辺に咲いていたものです。

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     ~「木槿(むくげ)」
       アオイ科フヨウ属で、原産国は、中国。
       平安時代に日本に渡来したと伝えられる。
       大韓民国(韓国)の国花であり、
       日本では、夏の茶花として欠かせない花である。~

先日、「陶器まつり」で買った花珠を使って、
木槿の足元を止めました。

お盆に時期は、普段にはないものをお供えします。
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父の畑で採れたマクワウリを筆頭に、
ナス、万願寺とうがらし、ほおずき、おもちゃカボチャ・・・などなど、
あとは、朱塗りの仏膳に、仏飯など5種類を用意して賑やかになりました。

松嶋家の座敷に、鎮座する仏壇でありながら、
納まっている仏様は・・・・・すべて、森下家の仏様というのも、
なかなかおもしろい趣きだと感じている私です。

昨日の舞鶴は久しぶりの30度未満ということで、
比較的しのぎやすい一日ではありましたが、
お坊さんを迎えるにあたって、部屋はエアコン(除湿で十分でした)を入れ、
棚経後にお出しする飲み物は、麦茶としそジュースの2種類を用意し、
おしぼりは、冷蔵庫で冷やしておきました。

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「棚経」は、ほぼ定刻時間にお越しになり、始まりました。
私は、「棚経」が始まるとすぐに、飲み物の準備に席を立ち、
お茶とおしぼりを運んで来ると、再び、お坊さんの後ろで控えました。

畳に正座をして、ひと呼吸するくらいに、読経が終わりました。
盆にのせた、おしぼりと麦茶としそジュースをすすめると、
「では、しそジュースをいただきます。」と言われました。

このひとときも、毎年同じような光景ですが、
「お子様たちは、元気にしておられますか?」・・・・と
それぞれに、息子と娘の名前を言われてたずねられます。
小さい頃から、よく知っていただいているということもあり、
一年に一度の近況報告といった具合です。
「お布施」をお渡しして、あいさつが済むと次の檀家へと・・・・・。

この暑い時期に、単衣とはいえ・・・袈裟を着て、足袋をはき、
120軒余りある檀家を、一軒一軒回って行かれるのは、大変なことでしょう。
お仕事とはいえ、ご苦労なことだと・・・・・・お察しいたします。

こうして、無事にお盆のひとつの行事「棚経」が終わりました。
「ありがとうございました。お世話になりました。」


それにしても、ここ数年来感じているのは、
『棚経の時間が短くなったなぁー。』・・・・・・ということ。

私がずいぶん若い頃の、「棚経の思い出」は、
暑い時期に、お坊さんの後ろで畳に正座し、
うちわでお坊さんをあおぎながら、
聞こえてくるセミの声とお経がずいぶん長い時間だったような・・・・・・。

私も年を重ねて・・・・・・、
仏壇のお世話をする年齢になったということかも知れませんね??
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by akebonofan | 2014-08-13 11:55 | つれづれなるままに