「日本の鬼の交流博物館」~福知山大江町~
2012年 08月 28日府道9号線をひたすら・・・大江山に向かって車を走らせ、
つきあたりのT字路を右折すると、宮津へ・・・・。
そのT字路を左折して、「大江山登山道」に入っていくと、
3分程で・・・・「日本の鬼の交流博物館」が見えてきます。
(このT字路に、赤鬼が左を指差して立っています。)(^^)
大江山山麓にある、「鬼伝説」をテーマとする博物館です。
(中央の建物が、博物館です。)
廃坑になり、長年放置されていた銅鉱山の跡地を利用して、
1993年(平成5年4月)に、開館されたものです。
私は、今回で2回目の来館になりますが・・・、
なかなか印象的で、見ごたえのある博物館です。
自宅から、車で20分程という距離も、
客人を案内するのには・・・ほど良い時間と言えます。(^^)
これは、日本最大の鬼瓦「平成の大鬼」です。
高さ5m 重さ10トン
『世界一の鬼瓦を作ろう』を合言葉に、
日本鬼師の会が中心になり製作されたもので、
130のパーツに分けられたものが、
全国の有志の手により造られたそうです。
館内に入ると、まず目を引くのが、大きな鬼瓦。
飛鳥時代から現代までの銘の入った鬼瓦が時代別に、
実物、レプリカを含めて、約50点ほどが、
内円の壁面にずらりと展示してあります。
ここは、「鬼とは、何者かをさぐる」コーナーの
「日本の鬼」編です。
「祀られる鬼」「仏と鬼」「民族芸能の鬼」
「神楽の鬼」「暮らしの中の鬼」「追われる鬼」など・・・・、
鬼の多面性について紹介してありました。
「世界の鬼」編です。
畏敬を払われる鬼もあれば・・・、忌み嫌われる鬼もいるようです。
ヨーロッパのほうでは、「サターン」「悪魔」・・・と。
「大江山の鬼」編です。
大江山に伝わる「鬼退治伝説」の絵巻物などが展示してあります。
~~ちなみに、毎年10月に行われる我が地域(舞鶴市地頭)の、
秋祭りで、披露される「地頭太鼓(じとうだいこ)」は、
その昔、源頼光(みなもとのらいこう)が大江山の鬼退治に、
向かう出陣太鼓として、地元住民が見送りたたいたもの。~~
私が住む地域と大江山は、たいへん縁が深い山であると言えます。
博物館の両サイドには、「大江山の家」や
宿泊研修施設や体験施設がある「童子荘」があります。
そして、大江山の山中には、こんな風に愛きょうのある鬼が、
あちらこちらに、出没しています。 (^^)
この博物館は、「一見の価値あり」です!!
ただ、史実や伝説上の鬼のことを知るというだけでなく・・・・、
自分の心の中に住む「鬼・おに・オニ」について、
考えてみる・・・いい機会かも知れませんよねぇー。(^^)
(エッー!! あなたの中には、いないんですか??
ほんのわずかな、ちっちゃなオニもいないのですかぁー。)
[information]
「日本の鬼の交流博物館」
京都府福知山市大江町仏性寺909
℡ 0773-56-1996
開館時間 9:00~17:00
休館日 毎週月曜日
入館料(個人) 一般 310円
高校生 210円
小中生 150円