「建仁寺 ①」~京都市~
2013年 06月 21日花見小路通りや祇園甲部練場のにぎやかさとうって変って、
「建仁寺」の境内に一歩入ると・・・・、一気に静寂が広がるのが不思議でした。
以前から、一度ゆっくりと訪れてみたいと思っていたお寺です。
この日、午前中は、「マチュピチュ展」を鑑賞し、
午後は、「建仁寺」の散策ということに・・・。

京都最古の禅寺「建仁寺」
鎌倉時代の建仁2年の開創から、寺名もそのまま「建仁寺」と・・・・。

本坊に入るとすぐに、国宝の「風神雷神図屏風」がありました。
『えっ!!こんな間近に国宝がぁ・・・・??』・・・と思ったのもつかの間・・・、
通常は、高精細デジタル複製を展示・・・とあり、納得でした。


本坊の中庭は、四方正面という禅庭様式で造られています。

日常の喧騒を忘れるかのように・・・・、
長い時間、ずうっと庭を見つめている人もいました。

中には・・・・我が家のようにリラックスをして、
こんなふうに気持ち良さそうに大の字になっている人もいました。

これは、「○△□乃庭」とよばれている庭です。
単純な三つの図形は、宇宙の根源的形態を示し、
禅宗の四大思想(地水火風)を、
地(□)水(○)火(△)で象徴したものとも言われています。

これは、「○△□」をお軸にしたものです。
はるか昔に、宇宙的思考?が、すでに存在していたのかと驚かされます。

「大方丈」とよばれる建物です。
三年がかりで吹き替えられたばかりの大屋根がまぶしく見えます。
ここでも、たくさんの方々が思い思いに縁側に座りこんで、
お庭を眺めておられました。

見事なまでの白砂と緑苔と巨岩を配したお庭。
「大雄苑」とよばれている枯山水のお庭です。
いつまで見ていても見飽きることがなく、
心が洗われるような・・・・・すがすがしい気分になりました。
