「南宗寺」~堺市~
2013年 08月 23日「南宗寺」に行ってきました!!
「利休屋敷址」にほど近い所にありました。
最近は便利なもので、「スマホ」で検索して、
「ナビ」に目的地をセットしての・・・道案内です。
たぶん、道路地図だけだったら・・・・辿り着けていないでしょう。(^^)
「臨済宗大徳寺派 龍興山 南宗寺」です。
「南宗寺」は、堺で生まれ育った千利休が、
茶の師匠 武野紹鷗とともに茶の湯を大成させた場所ですが・・・・、
他にも、「徳川家康」「三好長慶」「沢庵和尚」など・・・、
多くの偉人ゆかりの寺であることを知りました。
「南宗寺」と言えば・・・敷地内にある
この大きな蘇鉄(そてつ)の木が有名です。
初めて見る実物は、やはり、迫力がありました!!
たいへん広い敷地内を歩き出すと・・・、
まず、目に入ったのが「甘露門(山門)」。
「甘露門」の近くにあった、「東西南北」と「干支」をあらわしたもの。
いよいよ、境内に入っていきます。
禅寺にふさわしく、「夏休み座禅会」が行なわれているようです。
「千家一門の墓」です。
中央に、千利休。
右側に、不審庵(表千家)、官休庵(武者小路千家)、
左側に、今日庵(裏千家)が並んでいました。
毎年、2月27日の利休忌には、全国各地から一門の方々の参拝で
たいそう賑わうとか・・・・。
一度、訪れてみるのもいいかもしれませんね。
こちらは、利休好みの茶室「実相庵」
茶室の前にある庭に敷かれた那智黒石の一角に、
「水琴窟(すいきんくつ)」がありました。
竹筒を耳にあてると・・・・・・・、
「キーン」と澄んだ水滴の音がはっきりと聞こえてきました。
午後2時過ぎの最も気温の上がる時間帯でしたが、
しばし、「涼」を楽しませていただきました。
こちらは、「仏殿」の天井にある「八方睨みの龍」です。
この天井の龍図は、どの場所に立ち止まって見上げても・・・・・・、
自分を見つめてくれている龍だそうです。
龍は、水の守り神とされ、日本では古来より、
木造建築の防火を目的に井戸を掘り、
龍を祀る風習があるとされてきたようです。
境内には、こんな素朴な土塀が見られました。
この日、「水琴窟」の音色とともに、
私の心に残った「土塀」でした!!
そして、帰り際見つけた「一会塚」。
利休が極めた茶の湯の奥義を、
門弟であった山上宗二が「山上宗二記」としてまとめたもの。
私が大切にしている言葉「一期一会」も、
後世に伝えるべく書き留められていたのです。
今年の「堺詣で」は、
念願の「利休詣で」もできて、とても有意義な一日となりました。