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京都舞鶴から昔ながらの手作りの味をお届けします!

by ジャムおばさん

「南宗寺」~堺市~

8月18日、堺での墓参りの後・・・・・・、
「南宗寺」に行ってきました!!
「利休屋敷址」にほど近い所にありました。

最近は便利なもので、「スマホ」で検索して、
「ナビ」に目的地をセットしての・・・道案内です。

たぶん、道路地図だけだったら・・・・辿り着けていないでしょう。(^^)

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「臨済宗大徳寺派 龍興山 南宗寺」です。 
「南宗寺」は、堺で生まれ育った千利休が、
茶の師匠 武野紹鷗とともに茶の湯を大成させた場所ですが・・・・、
他にも、「徳川家康」「三好長慶」「沢庵和尚」など・・・、
多くの偉人ゆかりの寺であることを知りました。
      
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「南宗寺」と言えば・・・敷地内にある
この大きな蘇鉄(そてつ)の木が有名です。

初めて見る実物は、やはり、迫力がありました!!

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たいへん広い敷地内を歩き出すと・・・、
まず、目に入ったのが「甘露門(山門)」。

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「甘露門」の近くにあった、「東西南北」と「干支」をあらわしたもの。

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いよいよ、境内に入っていきます。
禅寺にふさわしく、「夏休み座禅会」が行なわれているようです。

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「千家一門の墓」です。
中央に、千利休。
右側に、不審庵(表千家)、官休庵(武者小路千家)、
左側に、今日庵(裏千家)が並んでいました。

毎年、2月27日の利休忌には、全国各地から一門の方々の参拝で
たいそう賑わうとか・・・・。
一度、訪れてみるのもいいかもしれませんね。

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こちらは、利休好みの茶室「実相庵」

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茶室の前にある庭に敷かれた那智黒石の一角に、
「水琴窟(すいきんくつ)」がありました。
竹筒を耳にあてると・・・・・・・、
「キーン」と澄んだ水滴の音がはっきりと聞こえてきました。
午後2時過ぎの最も気温の上がる時間帯でしたが、
しばし、「涼」を楽しませていただきました。060.gif

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こちらは、「仏殿」の天井にある「八方睨みの龍」です。
この天井の龍図は、どの場所に立ち止まって見上げても・・・・・・、
自分を見つめてくれている龍だそうです。

龍は、水の守り神とされ、日本では古来より、
木造建築の防火を目的に井戸を掘り、
龍を祀る風習があるとされてきたようです。

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境内には、こんな素朴な土塀が見られました。
この日、「水琴窟」の音色とともに、
私の心に残った「土塀」でした!!

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そして、帰り際見つけた「一会塚」。
利休が極めた茶の湯の奥義を、
門弟であった山上宗二が「山上宗二記」としてまとめたもの。
私が大切にしている言葉「一期一会」も、
後世に伝えるべく書き留められていたのです。

今年の「堺詣で」は、
念願の「利休詣で」もできて、とても有意義な一日となりました。
by akebonofan | 2013-08-23 18:41 | ぶらり散歩