京都舞鶴から昔ながらの手作りの味をお届けします!

by ジャムおばさん

おわら風の盆 2014 ~後編~

9月2日、午前2時過ぎ・・・・・・・、
『もうすぐ、「町流し」がやってくるそうですよ!!』という声で、
うたた寝から目が覚めました。

富山への出発前夜も、2時間くらいの睡眠だったので・・・・・、
美味しい生ビールと地酒「八王」が心地よく体内をまわって、寝てしまっていました。041.gif

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屋外に出ましたが・・・・・まだ、その気配は微塵もなくて、人影もまばらです。
暗がりの中をよく見ると、家の前に置かれた腰掛に座って仮眠している人もいます。

みんな・・・こんなふうにして、あてのない「町流し」を待っているのです。
この諏訪町の通りは、「日本の道百選」に選ばれているそうで、
昼間見る景色は、また趣きがあるだろうな・・・・・・と思いつつ。

しばらくすると・・・・・ようやく遠くの方から、三味線と胡弓の調べが聞こえてきました。
待ちに待った「おわら風の盆 町流し」の一行です。

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男踊りの3人の男性が先頭、
その後ろに、女踊りの女性が5人見えてきました。

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ピシッと決まった瞬間です。
なんとも、素敵!!

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女踊りの登場です。
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夜の闇の中に、鮮やかな浴衣姿で浮かび上がる編み笠姿の女踊りは、
気品高くかつ優雅さを感じさせてくれました。

「町流し」の最後は、地方(じかた)とよばれる
三味線と胡弓、そして・・・・唄の方々です。

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左側手前の男性が、八尾きっての胡弓の名手と言われる方だそうです。
哀調ただよう胡弓の音色が、静寂の中の踊りを、一層引き立てていました。

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「町流し」の踊りと唄と調べにのって・・・・いつの間にかこんなに人が集まって来ています。
ただいま・・・・午前3時です。
皆さん・・・・どこに隠れておられたのかと思ってしまいました。005.gif

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こちらは、地方(じかた)のみの「町流し」です。
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女性の方も、地方(じかた)をされるんだなぁ・・・・と。

富山・八尾が全国に誇る民謡「越中おわら 風の盆」は、
山奥の町で、綿々と引き継がれ受け継がれ、三百年の歴史を重ねてきた唄と踊りです。

しかし、他と違ってあまり商業化されずに、現代に至っていると聞きました。
昨年までは、便利に使われてきた大きなつり橋が撤去されたとか、
今まで以上に、車の乗り入れが大変厳しく規制されているようでした。

   ~何か大切なものを守っていくためには、
     多少の不便さやあてのない待ち時間の長さも我慢しましょう!~

老若男女問わず・・・・多くの現代人に欠落しているものを教えていただいた
そんな・・・「風の盆」であったかなぁーと、感じた私でした。
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『来年も、また行きたい!!』という思いを、
強く強く・・・・・心に秘めて、帰路につきました。
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by akebonofan | 2014-09-06 11:54 | つれづれなるままに